ただ,素のArduino開発環境ではこのボードに対応していないので,追加インストールが必要です.
まず,Arduino IDEをインストールします.http://www.arduino.ccにアクセスして,上のメニューから「SOFTWARE」→「DOWNLOADS」をクリックします.
使用環境がmacOS 10.15 (Catalina) betaなので,ここではnightly buildsをダウンロード・インストールします.
「システム環境設定」アプリの「セキュリティとプライバシー」にアクセスし,「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」で実行許可を出します(結局,自分の環境ではこれでも動かず,SIPをdisableにして実行しました).
環境設定から,ESP8266の開発ができるように追加のボードマネージャーをインストールします.まず,Arduino IDEを起動したら,メニューバーの「Arduino」をクリックし,「Preferences」をクリックして環境設定画面を開きます.「追加のボードマネージャのURL:」欄に以下のように記入します.
http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
OKボタンを押して環境設定を終了します.
次に,メニューバーの「ツール」→「ボード」から「ボードマネージャ」をクリックし,選択します.
ボードマネージャーが開いたら,一番下までスクロールし,esp8266を確認し,「インストール」ボタンをクリックします.
ボードの定義は44Mbytesほどあるので,待ちます.ダウンロードが終了したら,メニューバーの「ツール」→「ボード」→「Generic ESP8266 Module」が選択可能になっているので,これを選択します.
「ツール」メニューで設定を以下のように書き換えます.
- 書き換え場所:
- Upload Speed: 115200 → 921600
- CPU Frequency: 80MHz → 160MHz
- Flash Size: 512K (no SPIFFS) → 4M (3M SPIFFS)
- Flash Mode: DIO → QIO (fast)
- Flash Frequency: 40MHz → 80MHz
書き換え前:
書き換え後:
シリアルポートを設定します./dev/cu.usbserial-????????に設定します.
これで設定が終了しました.
プログラムの書き込みの際には,以下のようにボタンを押して書き込みモードにする必要があります.
- デフォルト状態:RSTとPGMが両方押されていない
- リセット状態:RSTとPGMが両方押されている
- 書き込み準備状態:PGMが押されて,RSTは離されている.
- 書き込み可能状態:RSTとPGMが両方押されていない.
一言でいうと,PGMボタンを押した状態でRSTボタンを押して離し,そのあとでPGMボタンを離すと書き込み可能状態になります.
書き込みの一連の操作は以下のようになります.ここでは,Arduinoを立ち上げてプログラムを何も書いてない状態で書き込みのテストをしてみます.
まず,Arduinoで書き込み操作を行います.ウィンドウ下部に「Connecting......」というメッセージが表示されます.
ここで上記のボタンの操作を行うと,書き込みが始まります.
以下のように表示されれば書き込み終了です.
プログラムを書き込んだ後,そのままではプログラムの動作が始まらないようです.RSTボタンを一回押すと動作が始まります.
これで,Arduino IDEでESP-WROOM-02ボードの開発ができるようになりました.
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