Raspberry Pi PicoでLチカの続きです.
Raspberry Pi PicoからI2S信号をI2S-DACに出力すると,Raspberry Pi PicoのUSBがパソコンに対してslave側なので,パソコンのUSBに外付けしてUSB-DACとして使えるのでは?という話です.
この商品の記述に,「カスタムUSBサウンドカード」って書いてあるので,いろいろ探してみた所,こういうソースコードを見つけました.ざっと眺めてみると,どうもUSBとI2Sを両方使っているので,USBオーディオデバイスとしてパソコンから認識されて,I2Sに信号を流し込めるっぽいです.
このページをみると,pico-playgroundはpico-extras内のライブラリを使っていると書いてあります.
まず,pico-sdkやpico-exampleディレクトリのあるディレクトリで以下ようにライブラリとexampleを取得します.
git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-extras.git git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-playground.git
ここの,pico-playground/apps/usb_sound_card/がそれっぽいです.
まずは,pico-extrasからbuildします.
cd pico-extras git submodule update --init mkdir build cd build export PICO_SDK_PATH=../../pico-sdk cmake .. make
これでpico-extras以下が全てコンパイルできした.
次にpico-playgroundをbuildします.
cd ../../pico-playground mkdir build cd build export PICO_SDK_PATH=../../pico-sdk export PICO_EXTRAS_PATH=../../pico-extras cmake .. make
これでpico-extrasが全てコンパイルできました.
Raspberry Pi PicoのBOOTSELボタンを押しながらUSBケーブルでMacに接続すると,RPi-RP2という外付けストレージとして認識されます.
pico-playground/buildの中のファイルapps/usb_sound_card/usb_sound_card.uf2をRPi-RP2の中にコピーすると,RPi-RP2がアンマウントされ,Raspberry Pi Picoが再起動してプログラムが動きます.このとき,Raspberry Pi Picoは外付けUSBストレージとして認識されません.画面の一番上のオーディオボリュームをクリックしてみると,無事にオーディオ出力デバイスとして認識されているようです.
また,/アプリケーションズ/ユーティリティ/Audio MIDI設定.appを起動してみると,48kHzと44.1kHzが使えて,初期値が48kHzのオーディオデバイスとして認識されていることがわかります.
Raspberry Pi Picoに足をはんだづけするのを忘れたのと,I2S DACボードを家に持って帰ってくるのを忘れたので,とりあえず今日はここまでです.
続きはここで.
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