パソコンに慣れていないmacOSユーザーが,生のHTMLファイルをテキストファイルとして編集する際にハマってしまうということが判明したのでメモしておく(環境はmacOS Catalina バージョン10.15.7).
まず,Windowsではテキストファイルを編集するのに,OS標準のアプリケーションとして「メモ帳」が存在する.macOSにおいても「メモ」というアプリケーションが存在するが,これを使ってはいけない.
macOSにはテキストエディタとして「テキストエディット」というアプリケーションが存在するので,これを使う必要がある.
さらに,このテキストエディットでHTMLファイルを編集すると,テキストファイルとして編集してくれない.macOSのテキストエディットでHTMLファイルをテキストファイルとして編集するには,以下のように準備をする必要がある.
まず,テキストエディタを立ち上げる.これはLaunchpadからでもApplicationsフォルダーの中からでも構わない.
すると,以下のようなファイル選択ダイアログが表示される.
この状態でメニューバーから「テキストエディット」→「環境設定...」を選択する.すると,環境設定のダイアログが開く.
このダイアログのいちばん上にある,「HTMLファイルを,フォーマットしたテキストではなくHTMLコードを表示」に,次のようにチェックを入れる.
続いて,上の「新規書類」「開く/保存」の「新規書類」タブをクリックする.
一番上の「リッチテキスト」にチェックが入っていたら,その下の「標準テキスト」をチェックして以下のようにする.これをしないと,ファイルを新規作成したときに標準のテキストファイルにならない.
この状態で,最初に表示されたファイル選択ダイアログから,編集したいHTMLファイルを選択すれば,HTMLファイルが編集できる.
なお,新しいファイルを編集する場合,最初のファイル選択ダイアログで「新規書類」ボタンをクリックすれば良いが,このとき,さきほどの「新規作成」ダイアログで「リッチテキスト」にチェックが入っていると,次のようなウィンドウが立ち上がる.
これはRTFファイルという文字のサイズや色が指定できるファイルの編集画面で,通常のテキストファイルの編集画面ではない.そのような場合には,「フォーマット」メニューから「標準テキストにする」を選択する.
これで,macOSでHTMLファイルの編集がテキストファイルとしてできるようになった.
ただ,テキストエディットでは全角文字を入力してしまった場合にぱっと見で分からないので,CotEditor,mi,Visual Studio Codeなどのエディタをインストールして使用した方が便利かもしれない.
0 件のコメント:
コメントを投稿