2014年4月2日水曜日

Pelikan万年筆のピストンが固いのでメンテ

PelikanのM205は,安い鉄ペンの割にインクフローも良くて書きやすいので,毎年買っています.ハイライターも入れると,ペン先はEF,F,M,BB,BB.

このうち,オレンジ色(CARAN d'ACHEのSaffron)と青色(PelikanのRoyal Blue)のインクを入れている2本が,インク吸入のピストンが最近どうも固いのです.持っている5本の中でも買った順番が最初と2番目のものなので,時間が経つとそうなるものなのかも知れません.
目で見てわかるくらい軸の内側が曇ってます.どうしたものか,修理に出す必要があるのか,と調べていたら,グリスアップすれば良いとのことなので,自分でやってみました.

ペン先を外して,一晩水に浸けて奇麗にした上で作業開始.

購入したのは,SEIKOの時計用シリコングリスTSF-451.
ブログを探してみると,シリコングリスを使っている方とワセリンを使っている方と両方いたのですが,一応機械なのでシリコングリスにしてみました.
町田のハンズに時計修理工房があるので,ここで聞いてみたところ,町田ハンズは工具類は置くのをやめたと言うので,ハンズでの購入はあきらめ,楽天で購入しました.

空けてみると,結構小さいのにびっくり.あと,このグリス,結構固いです.大体水飴ぐらいの固さ.

入っている量も結構少ないのですが,片側に寄ったままで,なかなか下に落ちなかったです.

これを綿棒の先につけたものを,指先で一度拭い取ります.引き上げるときに糸を引くくらい固い!

まんべんなく着いたら,これを軸の中に入れてすりすり.写真でも分かるくらい,曇りが取れていきます.
ピカピカになりました.ピストンの動きもびっくりするくらい滑らかに.

もう1本もすりすり.

完全に復活しました.

作業が終わる頃になってやっと,ケースの中のグリスは下に落ちて平坦な状態に.

2 件のコメント:

  1. これって、インクのと混じり合ってニブに影響とか出たりしませんか?

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    1. グリースを塗る量が多いとインクに混ざって出てきます.なので,グリースを塗った後,よく拭き取る必要があります.あまり多いとニブに影響が出るかも知れません.

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