2014年6月11日水曜日

バックロードホーンスピーカー(FE83En+BW-800)の製作

真空管アンプにつなげるバックロードホーンスピーカーを製作しました.

コイズミ無線でFOSTEXのスピーカーユニットFE83EnとバックロードホーンエンクロージャーBW-800を買ってきました.内部配線用のケーブルや端子なども含め,左右2本分で1万5千円弱です.


片面の壁だけ残して木工用ボンドで接着して,ユニットを装着しました.ハンダ付けは不要.板の1枚1枚に番号が書いてあるので,組み立てはとても簡単でした.エンクロージャーのサイズはW110×H300×D210なので,高さと奥行きはほぼA4サイズです.学生の実習用にも良さそう.


中身に入れる吸音材や内側の塗装などの事を考えて,とりあえず最後の片面の壁は養生テープで仮止めの状態です.外側の塗装は,実物を見る前はクリアー塗装だけを考えてましたが,板の材質がMDFなのでクリアー塗装は見た目がイマイチかも.しばらく検討します.黒の鏡面仕上げもいいけど,木目調シートにしようかな.


アンプと並べてみました.とりあえず出した音は「なんじゃこりゃ」な状態.2時間ぐらい鳴らすと少しまとまって来ました.しばらくエージングです.


一番外側にあるのはBOSE MediaMateIIです.これはMac miniのヘッドフォン端子直結.このスピーカーを初めて使ったときは,サイズの割に低音が良く出ているのにビックリしたのですが,こうやってUSB出力→エレキットのUSB-DAC PS-3249春日無線の真空管アンプKA-33SE→今回のスピーカーと聞き比べてみると,MediaMateIIは低音がちょっと出過ぎていて,中音域がごちゃごちゃしているのが分かります.

これで,自作デスクトップオーディオシステムがほぼ完成しました.残るは,現在iTunesを使っているMac miniをCubieTruckに差し替えるくらいです.CubieTruckはRaspberry PiBeagleBone Blackと違い,SATA端子が付いていて2.5"HDDやSSDが使えるので,この手のサーバーには便利そうです.

2014年6月4日水曜日

エレキットUSB-DACにVUメーターの追加

先日作ったエレキットのUSB-DACにVUメーターを追加してみました.

VUメーターとVUメーターへの出力基板はヤフオクで落札.メーターは中古品だったのでだいぶ安く本物を手に入れる事が出来ました.メーターのブツはComponexの2LXとかいう物で,出品者の方によると,TASCAMのオープンリールデッキから外した中古品だそうです.4個がバラバラで出品されていたので,そのうち2個だけ入札して手に入れました.

実際の製作は,基板に部品のハンダ付けが済んでいるものだったので,ケーブルをつなげて終わり.エレキットのUSB-DACは出力がライン出力とヘッドホン出力の2つあり,両方に同時に出力できるので,ヘッドホン出力を真空管アンプに出して,ラインアウトから信号をもらってVUメーター用の基板に入力しました.


ただ,VUメーターの振れ幅は適当に調節しています.本物のVUメーターのレベルはWikipediaによると
インピーダンス600Ωの負荷回路へ1kHzの正弦波を加えて1mWの電力を消費したときの出力電圧を0dBmとし、+4dBmを0VUとする
となっており,0dBmの電圧は
$$\frac{\{E (V)\}^2}{600 (\Omega)} = 1 \times 10^{-3}(W)$$
より$E = \sqrt{0.6} = 0.775 (V)$ (よって0VUの電圧が1.228V)なのですが,Mac側でUSB出力をボリューム調整できるんで,適正なラインレベルが出てるのかよく分からないし,インピーダンスもよく分からないので,結局適当です.この基板を使っていると,入力が30mVから10Vまで調節できるとの事なので,適当に針がよく振れるように調整してみました...どうも左右の針の振れ幅が違うみたい.中古品だからか?

ともかく,真空管とVUメーターで,見た目だけはアナログチックになってきました.ただ,基板むき出しのままで置いてあるので,いい加減ケース買って来て入れなきゃ.